沖縄かりゆし養蜂
実りを支えるミツバチは大事なパートナーです。
ミツバチの取扱注意
◇蜂群が届いたら
ミツバチが生きていることを確認しても、すぐに巣門を開けないようにして下さい。
ミツバチは輸送中の震動で興奮しているので(※通気窓から水の霧吹きをかけると大人しくなります。)、巣箱を設置してから10分程度は静置し、両側の窓を閉めて前後の窓を付属のピンで固定し、全部の窓を閉めた状態にしてから巣門(ミツバチの出入口)のテープを剥がして開放して下さい。
【朝~昼間にハチが届いた場合】
外気が 20~25℃程度でも巣門を締め切った状態で長期間放置すると、巣箱内は高温になりミツバチが死んでしまう場合があります。そのためハウス内の所定の位置に巣箱を日除けし、10分程度は静置してから巣門を開けて下さい。※設置した巣箱に直射日光があたらない様に日陰を造って下さい。
【夕方にハチが届いた場合】
ハウス内の温度が高い場合には、※【朝~昼間にハチが届いた場合】と同様にして下さい。 ハウス内の温度が20℃以下であれば、所定の位置に巣箱を設置し、日没後に巣門を開けて下さい。
【設置後は巣箱の設置位置を変えない】
ミツバチは巣の位置を記憶するため、ハウス内で転々と巣箱の位置を変えると、巣の位置を学習していた働きバチは、巣箱の場所に戻れなくなってしまうことがあります。無駄な巣の移動は働きバチのロスになるため、設置場所の選定には、事前に作業等の支障の無い場所を予め検討しておいて下さい。
◇農薬散布の際の注意
ミツバチは農薬(殺虫剤、殺菌剤 等)に弱いので、散布する際は巣箱を一時外へ移動させて下さい。 ※日没後に巣門を閉め、移動して下さい。 散布後換気を十分に行った上で元の場所へ戻して下さい。 ※農薬に汚染された水に注意 マルチやシートの上に散布した農薬が溜まるようなへこみをつくらないで下さい。 ミツバチが誤飲した場合、ミツバチの死亡・減少の原因になります。
◇飼育の際の注意
1.定期的に餌や水を与えていただくと長持ちしやすくなります。 2.ミツバチの最適な活動温度は20~25℃です。 ※ハウス内の温度が高すぎると天井に行き訪花しなくなります。 3.UVカットのビニールハウスはミツバチの平衡感覚を麻痺する場合があります。 4.刺された場合は安静にし、水で冷やして下さい。 ※アレルギーの方や動悸が激しい方は横になり、すぐに救急車を呼んで下さい。
◇餌と水の与え方 ※最重要
1.水
ハウス内に設置される方には水の投与をオススメします。 容器に水をはり、ミツバチが溺れないようにスポンジや木の枝・葉っぱなどを浮かべ、 巣箱の出入口近くに置いて下さい。(無くなり次第補充) ※農薬散布後は新しい水に換えて下さい。
2.餌(砂糖水)の作り方
砂糖1㎏にお湯600㎖でよくかき混ぜ、濃いめに作って下さい。 (7~10日毎を目安に与えて下さい。) 薄いとミツバチが下痢作用を起こします。(水1に対して砂糖1.5をお勧めします。)
3.餌(砂糖水)のあげ方
付属のキャップを使用し、下の写真のように砂糖注入口にさして餌を与えて下さい。 ※写真に写っている容器は、普通のペットボトルです。 (ペットボトルはお客様の方でご準備下さい。)
◇利用後の処分
利用期間の終了後、ミツバチが残っているいないにかかわらず、伝染病の感染源となるのを防ぐ目的で、必ず焼却処分して下さい。
養蜂を始める方へ
これから養蜂を始める方は「養蜂振興法」をご確認下さい。
蜜源をめぐるトラブルの発生防止、適切な飼育管理による蜂病のまん延防止、蜂群配置の適正確保及び防疫の実施などを図る為に定められています。
養蜂を始める方はコチラのページをご覧下さい。 ⇒ 養蜂振興法(改正後)